US11

どうもUS11です

AIR JORDAN XV

stmr2004-10-07

壺です、このバッシュは。
 
XVは黒×赤を2、白×フリントグレーを1、白×赤のLowを1持ってました。
今残ってるのは黒×赤のみ。
 
IIIからAir Jordanを手がけてきたティンカーハットフィールドのデザイン。
発売前から米空軍の超高速爆撃機がモチーフとされてきましたが
「X-15」やら「F-117」やら「B2」とあちこちで書いてあることが違う(- -;)。
X-15
http://www.h4.dion.ne.jp/~kasatosi/X-15.html
F-117
http://www2.osk.3web.ne.jp/~kurochan/aircraft/f-117.html
B2
http://www20.big.or.jp/~satorin/Tori/B2.jpg
 
多分F-117が正解ではないかと思われますが…
あと、当時のプラダのブーツのパクリではないか?と
ソールからヒールに繋がった赤いパーツのせいで言われて
踏んだり蹴ったりでしたね。
 
まぁ、そういうモチーフがあり、当時のエアピッペン2などに見られはじめた
シンプルなライン構成の流れも取り入れられたデザインでした。
まあ、あのとんがりタンのおかげで賛否両論だし(あらかた否定的)、
後で書きますが、あのデザインのおかげで
非常にカラーバリエーションに苦労したバッシュだと思われます。
 
全体的に見るとアウト/ミッドソール一体型のソールが厚く見え
アッパーのウーヴン編み込みが目を引くところですが
インナーブーツ(ダイナミックフィット?)の前上端が前方に向かって
反り返ってる所が最大のポイントでしょうか。
ヒール周りは横から見ると、踵上側からソールまで直線的に斜めに
切り落とした感じで細かいフィンのようなモールドの入った
ゴム質のもので覆われています。ここに主張しないようにジャンプマンがいます。
ソールパターンはヘリンボーンなのですが、足裏の前後中央部にあるだけで
サイドまではまわりこんでないのは、多分見た目重視のせいかと。
ただ素材自体の食いつきがいいのか、悪くない感じでした。
 
特徴、というかティンカーのお家芸なのかソールアウトサイドの前側に
こぶのようなモノがついています。
多分足を内側に捻らないようにの対策かと。
 
アッパーのウーヴンは、発売前の紹介では
「編み込みが伸縮することでよりよいフィット感が得られる」
とありましたが、  嘘です。
通常のアッパー素材にウーヴン編みを貼ってるだけです。騙されてはいけません。
インナーブーツのおかげでフィット感はいいです。
とんがりタンのおかげで前方向の足の逃げ場があるので動きやすいっちゃ動きやすい。
通気しそうな所がシューレースが通っているとこだけなので蒸れます。
Air Jordan XIVでミッドソールに穴あけたのが無意味だと反省したのでしょうか?
 
履いた感じはとても軽い。ソールの厚さから想像する重さの半分ぐらい。
土踏まず部分のメタリックカラーの結構な面積を誇るパーツが
シャンク代わりなのであまり屈曲はしません。
逆に踵を接地させると強制的に前足を接地させられる感じがします。
 
履き心地はわりと好きです。あんまエアは感じませんが。
サイドのレザーパーツが締め付けるので
甲がやや高い私は若干窮屈に思って履いてました。
 
カラーバリエーションはHiが黒×赤、白×ノース、白×フリント、オブティシアン×白、
Lowが白×赤、黒×銀があります。
USAではカレッジカラーで白×緑、白×赤、白×紫があったと思います。
カレッジの白×赤とレジーミラーが履いてた黒×黄が抜群にいいカラー。
だけど当時は高値の華だったわ。
 
このモデル、アウトラインをなぞるとわかるのですが
バッシュ的なデザインでなくて、とてもシンプルなライン構成なので
カラーリングの切り返しバリエーションが限定されてしまうのがイタイです。
 
正直この靴はバッシュと言っていいのか迷います。
どちらかというとドレスシューズなのかな、と。
フォーマルにも履ける感じです。でもちょとモッサリしますね。